六時のおやつ

札幌発 朝夕六時に更新、またはどちらか、はたまた何もない日が続く不定期 写真日記。

愛猫の自宅療養を始めたよ

camera: SONY α7RⅣ lens: TAMRON 28-75mm F2.8 Di III VXD G2 (Model A063)


うちのネコちゃんは3月3日で19歳になった。桃の節句に生まれた女の子だ。 実はこの誕生日は僕が勝手に決めたもので何月何日生まれかは定かではないのだ。

今から19年前の9月か10月頃の事だと思うのだけど知り合いの女性から「私の叔母さんが亡くなって部屋に子猫が一匹いるので飼ってくれないか」という内容の電話が来たのがそもそもの始まりだった。

その女性の話によると1週間前に叔母さんが散歩をしていると子猫が家まで後をついてきたらしい。あまりにもの可愛さにそのまま飼うことにしたらしく、その知り合いの女性も叔母さんが亡くなる数日前に猫を見においでと呼ばれ猫を見に遊びに行っていたらしい。

叔母さんの死因は自殺とのことだったけど今考えてみたら自殺する人が亡くなる1週間前に猫など飼うものなんだろうか。何かしら僕には理解の出来ない事情というものがあったのだろうという事ぐらいは分かる気もする。 

結局、言われるがままにその叔母さんの家に向かった。到着すると知り合いの女性が車の助手席のドアを開け猫を入れてきた。猫はトコトコと僕の方に向かって歩いてきて膝の上に座り「にゃ~」と鳴いた。

家に連れていくことを決めるのに1秒もかからなかった。電話では散々、今猫が1匹いてもう無理だよとか言っていたので「連れてくわ」とすぐに言ったら逆に笑われたのを覚えている。

僕が飼うと分かるとその家に集まっていた親戚の方々が次々と猫缶や砂、カリカリなどを車の中に運んできて「いゃ~助かったわ。
ここの家は一人暮らしだったのでこの猫は捨てるしかないなと言っていた所なんですよ」と安堵の笑顔で言ってきた。

兎にも角にも一旦家に連れて行き翌日動物病院に行ってエイズ検査や予防接種などしてきた。その際、先生に「今年の春に生まれた猫だね」と言われたので3月3日の女の子の日を誕生日にしたという寸法だ。

思えば僕の人生で一番長く一緒に生活しているのがこの猫だ。親には18歳までお世話になった。嫁とは3年で離婚した。そんな猫も2年前の5月に発作で倒れ病院に連れて行ったら腎臓病で脱脂症状が起きていると言われ体重も2.5kgしかなく毛艶も悪くやせ細ってしまっていた。

以来病院には月2回、皮下補液をしに連れて行っていた。一時は体重が2.8~9kgになって回復に向かっていたのだけど今年になりまた食欲が無くなり2.6kgまで落ちてきた。 

先週から自宅での点滴作業を3日に1度のぺースで始めているが悪戦苦闘している。保定袋や保定マットなども買い揃え強制給餌も始めた。

毎日僕の枕もとで寝ているので朝起きたら「今日も会えたね」と言い…寝る時は「明日もお世話させて下さいね」と声をかけて眠りについている。





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