六時のおやつ

札幌発 朝夕六時に更新、またはどちらか、はたまた何もない日が続く不定期 写真日記。

モミジの種の写真と虫の撮影のうんちく

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camera: SONY α7RⅣ lens: LAOWA 60mm F2.8 2x Ultra Macro


モミジの種を空に向かって放り投げプロペラのように落ちてくるが面白かったのは幼稚園の頃の話だ。 今やっても飛び上がるくらい面白い気持ちには当然なれるはずもないが懐かしさはこみ上げてくるもんだ。 こんなものが立派な遊び道具として成立していたのだからね。





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camera: SONY α7RⅣ lens: LAOWA 60mm F2.8 2x Ultra Macro


今の日の出は大体6:15頃で16:20頃には日の入りだ。 昨日は朝の6:10に散歩に出かけ豊平川河川敷を通って行ったが見つけられたのは「ハエ」ばかり。 それでもピント合わせの練習にと撮影をしてみた。被写界深度が極端に狭くなるのでF11まで絞っているが複眼と腹部にはピントが合うが腹部にはピントが合わない。昆虫は眼にピントを合わせるのがセオリーなのでこれはこれで良いのだ。 
全体にピントを合わせたい時には深度合成(Focal Stack)という技法があり眼にピントがあった写真、腹部にピントがあった写真、胸部にピントがあった写真を合成する方法だ。枚数が多い方がより精巧な写真が出来上がる。 その場合手持ちよりも当然三脚を使った写真の方が楽に、正確に仕上がる。

実はこのハエの画像は複眼と腹部にピントが合った2枚の写真があったので2枚を合成してみたのだ。腹部にピントの合った3枚目があれば完ぺきだったのに。この写真の場合だと理屈上は虫に対して平行にカメラを向けるとそんなに絞らなくても全体的にピントが合うのだけれど、それが案外と難しくて僅か数ミリずれるともうピントは合わなくなる。

いつも息を止めて撮影するがこの方法はあまり良くないなと最近思い始めた…途中で苦しくなり余計に手が震えてブレブレになることが多いからだ笑

因みにだけどマクロで昆虫を撮る時はオートフォーカスではなくマニュアルフォーカスを使うのが基本である。レンズのピント位置をあらかじめ等倍の1:1とか1:2に合わせたらあとは体を前後してピントを合わせる。 ピントリングには触わることなく撮影を進める。是非挑戦してみて下さい。ハエのいるうちに…